若くてピチピチのイケメン証券マンは、今日もやって来た。
シニアの私は若い男につい甘くなってしまう。
株取引はネット証券、不動産は競売物件と手堅く小さく投資している。
なのに飛び込みでやって来たイケメン営業マン。
取引するつもりはなかったが、話だけ聞くことにした。
たまに若い男と話すのは楽しい。
ネット証券でする株の売買手数料は安い。
証券マンから買うと手数料が１０倍以上高い。
大手の総合証券では店舗展開しているため、窓口や電話での相談が出来、人件費などの経費が多くかかるため。
総合証券で100万円の株式買注文をした場合、約1万円の手数料また売注文でも1万円かかり、合計で2万円の手数料がかかる。この手数料がネット証券であれば、往復でも1,000円以下。
米国株の売買手数料ならもっと差が開く。バカバカしくてやってられない。
レジャー感覚で口座開設
ネットで株取引をしてるのに、わざわざ手数料高いイケメン証券マンから買うのか？
まぁ、少しならいいかとレジャー感覚で口座開設をした。
ネットでの株式投資も全然儲かっていなかったし。
証券マンから買ったら、トレンドも解るし上手く行くかもしれない。と、思った。
高い手数料を払っても利益が出るならアリかも。
それに、若いイケメンと喋るのは楽しい。
年を食って最近、オヤジが若い女に入れあげる気持ちが少し解るようになった。
駄目だな～、それを公言すると、きっと反感を持たれたり馬鹿にされたりするだろうな。
でも、どうなるのかと言う好奇心で取り敢えず口座開設した。
やっぱり儲からない
一昨年、まずスクエニを２００株勧められて買ってみたが直後に少しだけ上がったが直ぐに含み損を抱えることになった。
含み損を抱えたまま、他の銘柄も勧められる。
やはりこのイケメンは使えないなと思った。
損切りになったがスクエニ２００株は売却した。
売却損は２０万円。
手数料払って損させられてバカみたい。
やはり株取引はネット証券だ。
次は米国株式に挑戦
年が明けて去年の正月休み明け。
もう、総合証券は懲り懲りだ。
と、思っている私に、今度は米国株を勧めてくる証券マン。
ん？
米国株かぁ～買ったことないし銘柄も解らないから、総合証券を使うのもありかも。
｢こりごりだ」と思ってたクセに、すぐイケメンの口車に乗ってしまう浅はかな私。
「米国株のこと全然解らないからお任せするわ。スクエニ売った分で買えるだけ買って損取り返して。」
去年の夏ぐらいまでは米国株は良かった。
２０万円の損はすぐ取り返してくれた。
気を良くした私に次々に勧めてくる証券マン。
半導体の株で売買を繰り返して半年で７０万円くらいは儲かった。
秋ぐらいからテスラの株を勧めてきた。
そのときは６００＄位だった。
しかし、躊躇してなかなか買わないでいたら、どんどん上がっていく。
その間、一貫してテスラの株を勧めてくる。
ずっと、勧められて、ずっと上がり続けているのを見ていたので、ついにテスラを買ってしまった。
２０２１年１１月４日１２３０＄で買ったテスラの株は翌日から下がりだして現在半値以下になった。
テスラの前にエヌビディアで含み益が５０万円ほどあったので気が緩んでいた。
しかし、今年に入ってから株価は下がり出した。
含み益がある間にエヌビディアを売却しようと思ったが、
「まだまだ、これから上がるので売却しない方が良いです。話題性のある会社だし。」「売却して次なに買うかとなると、今お持ちの株より乗り換えるモノは・・・・」と言われたので私は、
「いや、もう買わない、米ドルのまま暫く置いときたい」と言った。
にもかかわらず、反対意見に同調してしまい、ズルズルと今に至った。
まとめ
昨日もイケメン証券マンはやって来て、テスラ株買い増しを勧めてくる。
まだテスラかよ・・・。
「テスラは絶対アップルやアマゾンのようになる。」
他の株も勧めるがテスラは一番押しだ。
が、もう買わないと心の中で決めている。
やはり株はネット証券で売買するべきだ。
株の上がり下がりは誰にも解らない。
プロの意見は当てにならないからネット証券で十分だ。
総合証券は手数料が高いだけで、なんのメリットもない。
若いイケメンと喋る楽しみだけだ。
ただ、それだけ。
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