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戻ってきた夜逃げ社長と二人で駐車場始めました/駐車場管理人の記憶1

駐車場管理人の記憶
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30年前、勤めてた会社が倒産して社長は夜逃げしていた。

半年して突然電話してきた社長に同情して再び一緒に商売を手伝うことになった。

債権者から逃げまくりながらコッソリ復活のために画策。

いろいろと便利屋のような仕事をしながらたどり着いたのは、

今までの仕事とは全く畑違いの駐車場運営。

28年前オープン当時は何もかも酷かった

会社倒産後、負債抱えた社長と二人で始めた駐車場運営。

権利関係がややこしい土地。
複数の地主と話をつけて駐車場として借り受けて始めた。

コインパーキングがあまり普及していなかった時代であるが、
当駐車場にはレジすらなかった
駐車券と領収書はメモ帳を千切って手書きだった。
料金計算は暗算。
管理事務所は中古のパックハウス。水道ナシ、トイレなし。

駐車場の出入り口付近には違法駐車。
周りはパチンコ屋、雀荘、テレクラ、組員が出入りする居酒屋などがある、ちょっとだけ怖い土地柄。


戦う管理人

28年前は今より交通マナーが悪かった

違法駐車、飲酒運転、車内からのポイ捨て、車上荒らしに当て逃げ。

たまに、マジで薬物乱用中?って感じで入庫してくる人。

ただでさえ初めて駐車場運営を始めた初心者管理人なのに、

そんな人たちを相手にするのは戦いだ。

常時戦闘態勢。

手に負えないときの援軍はお巡りさん。

毎日110番通報で出動要請。

警察は善良な市民の味方。

場内は人生劇場

当時はまだ携帯電話が今ほど普及していなかった。

テレクラが出会い系サイトの代わりのようなもの。

当駐車場に車を止めて隣接するテレクラに入っていくおじさんたち。

意気揚々と出て来て、待ち合わせに急いでるのかお釣りも取らずに急いで出発するお客さん。

テレクラおやじと場内で落ち合うためにお出ましになる常連女

パチンコで勝ったのか?気前よく景品をくれるおっちゃん。

小銭をばらまく酔っ払い

何故か取っ組み合いの喧嘩をするカップル。

あの頃は人間臭さ満点な人が多かったな。

比較すると今の人たちは上品なのか無臭な感じがする。

住めば都

おっかなびっくりな日々も過ぎれば慣れていき、
楽しい居場所になってくる。

怖いこと、きついこと、面白いことを経て知り合いも増えて街になじんでいき、

今では老舗駐車場

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